チベット料理が食べたくなったので、ポピュラーなチベット料理「テントゥク(འཐེན་ཐུག་)」を作った。
テントゥクは面類の一種で、肉と野菜のスープに、親指の爪ぐらいの大きさに小さくちぎった面が入っている。テントゥクの「テン」は「引っ張る」という意味で、長く平たく伸ばした面を、さらに引っ張りながら小さくちぎってゆくのでこの名があるようだ。
今回作ったのは、東北チベット・アムド地方のとある農村風のもので、具は豚肉とジャガイモ、ネギ。味付けは塩のみ。食べる際に唐辛子や黒酢入れてもおいしい。具は、別に決まっているわけでなく、肉は羊肉でもヤクの肉でもいいし、野菜はその土地でその季節に採れるものを使えばよい。街の食堂では、トマトやチンゲンサイなどがふんだんに入ったものを食べることができる。[三宅伸一郎]
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ピンバック: チベット料理を作った | 大谷大学 文学部 国際文化学科