日本におけるチベット学の父

今回は日本におけるチベット研究に大いに貢献された、大谷大学名誉教授のツルティム・ケサン先生について紹介します。

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大谷大学はチベット研究に関して歴史と確かな研究実績があります。中国本土にいるチベットの人たちと話していると、日本の東大や京大は知らないけど、大谷大学は知っているという人に会って驚くことがあります。現在大谷大学に中国の青海民族大学から3人のチベット族の留学生が来ているというのもありますが、その功績はツルティム・ケサン先生によるところが大きいです。

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ツルティム先生は1942年に西チベットのシェーカルにお生まれになりました。インドのサンスクリット大学大学院修士過程を終了後、1974年に国際仏教協会の招聘により初めて来日されました。その後1984年には日本に帰化されて、日本名を白館戒雲(しらたて かいうん)とされました。(小ネタですが、帰化したチベット人として、『女性自身』で先生の特集が組まれたこともあります!)大谷大学では仏教学科で、チベット語や仏教の授業を担当されていましたが、国際文化学科の大学院も担当しておられました(各いう私もゼミ生の一人です)。2008年に大谷大学を退職され、名誉教授となられましたが、現在でも現役の研究者として、主に中国国内のチベット族を中心とした学生、研究者、僧侶を対象として講義をおこなわれています。昨年度はツルティム先生の全集が、中国四川省にある西南民族大学から出版され、先方からブンキャプ先生が来学されて、交流がおこなわれました。(記事はこちら

退職後もがつくほどご多忙なツルティム先生は、今年の春も、北京にある中国蔵学中心に招かれて、つい先日まで多くの人々に仏教の講義を行って来られまし。

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チベットの人たちは、偉いお坊さんたちに対して、カターと呼ばれる白いスカーフを捧げます。ツルティム先生はお坊さんではありませんが、生徒さんたちからお願いされて、一人一人からカターを受け取り、彼らの首にかけ返されたそうです。

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生涯現役という言葉がまさにぴったりのツルティム先生。これからも日本や中国を元気に飛び回っていただきたいです!(5月31日:渡邊温子)

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