番場寛ゼミ(フランス文化)

2年生


 これはブログ欄に書いたことと(「高校生のみなさんへ、ぼくのゼミを紹介します」と重複する部分に加えて説明してあります。
2年生対象のフランス文化のゼミ「国際文化演習Ⅱ―2」では、地理、歴史、文学、 食文化、ファッション、恋愛、社会・家族、広い領域にまたがるフランス文化を、主に日本語のテキストを中心に、時にフランス語の印刷物を読み、それについて教師が解説した後、学生の意見を聞き、最後にコメントを文章にして全員に提出してもらいます。次回の授業ではその学生の書いたコメントについて教師がコメントをしたり、他の学生が質問をしたりします。テーマに応じて「絵」や映像を見せたりもします。

次に学生自身が交代で上に上げたテーマについて調べて発表し、それについて全員で話し合います。

ただ、2年生の現在の段階では学生自身がどのようなことに興味を持っているか知りたいということと、できるだけ本を読んで欲しい、そして口頭で発表する力をつけて欲しいという目的で、フランス文化の内容に入る前に、この一週間で読んだ本について皆に紹介してもらっています。文化論だけでなく、ディズニーや、ライトノベルや漫画を紹介する学生も時々いるのですが、皆生き生きと楽しそうに紹介します。活字に慣れれば比較文化論の本を読むのも苦痛にならないと思います。

学生の最近の読んだ本の発表で『地球の歩き方』のフランスについての記述がとても面白くてためになったと発表した学生がいました。それについて旅行にいく前に事前に学習し、知識を得ることは必要だが、気をつけなくてはいけないのは、旅行先で自分の読んだ本に書かれていたことを確認することに終わり、自分の目で見て驚くことを忘れてはならないということを説明し、学生もそう思うと言っておりました。

3年生


(ブログ欄に書いた内容と重複します)
3年生のゼミ「国際文化演習Ⅲ-2」の授業では、2年生と同じ日本語でフランス文化について書かれたテキストやフランス語で書かれた印刷物を、自分でテーマを見つける目安として使いますが、いずれ4年生で卒業論文に取り組むことを目差し、フランス文化および比較文化に関することで各自が興味のあるテーマについて各回2人ずつ10分から15分程度発表してもらっています。

国際文化演習Ⅲ-2の授業での学生の発表風景

国際文化演習Ⅲ-2の授業での学生の発表風景

最近ではシャルル・ペローとグリム兄弟の童話の、「長靴を履いた猫」を例にとり、二つの童話の記述の違いが、ドイツとフランスという地域的な違いだけでなく、ペットという概念の発生の違いや対象とする読者の違いなど、歴史的、文化的背景の違いから説明しようとする発表や、ベル・エポックと呼ばれた時代のアール・ヌーヴォーの画家であるアルフォンス・ミュシャについてその画風を中心に説明する発表がありました。

歴史的な「百年戦争」について詳細に調べ発表した学生や「ジャンヌ・ダルク」について発表した学生もいましたが、学生に常に言っていることは、常に現在のこの日本文化の中で生活している自分ということを意識し、それとの関係でその対象に選んだ文化の表れをどう捉えるかを考えるよう指導しています。

有名な『星の王子様』を作者サンテグジュペリの『夜間飛行』という小説作品と比較し、そこに描かれている女性像と作者自身の妻との関係から解き明かそうとする発表や、フランスにおけるPACSと呼ばれる、政治的にその関係を保証された契約カップルの制度と結婚を比較する発表が今年もありました。

これらはほんの一部ですが、自分で調べ、考え、そして発表し、文章にする。他人の発表を聞き、考え、自分の意見を述べます。つまり、この授業ではあくまで、学生の皆さんが中心だということです。
 

 
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