村瀬順子ゼミ(英・米文化)

 3・4回生のイギリス文化ゼミを担当しています。3回生のゼミでは、日本語で書かれたイギリス文化に関するテキストと英文のテキストを併用しながら、イギリスの歴史・教育・宗教・政治・食文化・芸術などについて幅広く学んで行きます。そうして蓄えた知識をもとに4回生では、卒業論文作成に向けて、それぞれが興味を持ったテーマを1つ選び、前期・後期2回ずつゼミで発表し、互いに質疑応答を行います。

 現4回生の選んだテーマは、英国紳士のイメージ、音楽、紅茶文化、住宅、サッカー、幽霊、ケルトなどです。発表者はレジュメの書き方とプレゼンテーションの仕方を学び、質問に答える中でさらにテーマを深めていくヒントを得ることができます。他の学生は質問がある人だけ質問するのではなく、全員が質問を義務付けられることによって集中して発表を聞くようになり、知らないテーマについても「考える」習慣が身につきます。発表という作業を通して発表する側も聞く側もコミュニケーションの仕方を学んでほしいと思っています。

 イギリス文化について言えば、今日では様々なメディアを通して身近なものになりつつあり、昨年のロンドン・オリンピックやウィリアム王子のご成婚と第一子の誕生などでますます人気が高まってきているように思います。それでも実際にイギリスに行ったことも見たこともない大半の学生たちにとって、遠い国の文化を理解することはやはり難しいことです。「百聞は一見に如かず」とも言います。

 けれども実際に行って自分の目で見たからといって、すぐに何もかも理解できるというものではありません。私たちは日本に長く住んでいますが、日本文化をどれくらい理解できているでしょうか。実際に目で見て経験していることであっても、それを本当に理解するためにはやはり知識が必要です。ですから、イギリス文化を学んでいる人たちには、様々な資料に当たってまず理解を深めてほしいと思います。その際、知識をうのみにするのではなく、自分で「考える」という作業が不可欠であることは言うまでもありません。

 そして、今すぐには無理であっても、これからの長い人生の中でいつか実際にイギリスに行って、ゼミで学んだことを自分の目で確かめる機会を作ってほしいなあと心の中で願っています。

 

 

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