三宅伸一郎 准教授

Shinichiro MIYAKE, Associate Professor


専門分野


チベット学


略歴


三宅伸一郎准教授
岡山県倉敷市生まれ。大谷大学卒業。大谷大学特別研修員、同非常勤講師、富山大学非常勤講師を経て、2003年4月より大谷大学文学部講師。


担当科目


東北チベット・アムドのポンギャ寺

東北チベット・アムドのポンギャ寺

      • 国際文化演習II(チベット文化)
      • 国際文化演習III(チベット文化)
      • 国際文化演習IV(チベット文化)
      • チベット語入門(チベット口語入門)
      • ヒマラヤの祈り
      • チベットを見た日本人たち

自己紹介


英雄叙事詩の主人公ケサル王

英雄叙事詩の主人公ケサル王

チベットの宗教文化を特に勉強しています。宗教が人々に根付いてゆく過程で、どのような戦略がとられてきたのか、ということがここ数年のテーマです。たぶんそれは、一生のテーマでしょう。なんでそんなことを考えているのかというと、自分自身がチベットの宗教文献(12世紀ごろに書かれたもの)を読んだり、あるいは実際に宗教儀礼に参加した時に、「救済」への渇望を感じたからなのです。客観的に自分を見つめ直した時、そのような心持ちにさせたのは何なのか? そこにどんなからくりがあるのか、ということを追求したくなったのです。当面は、ポン教、英雄叙事詩ケサル王物語、チベット歌舞劇アチェ・ラモに取り組んでいます。


国際文化学科の学生にすすめたい本


鎌倉幕府
この一冊を、とすすめる本はありません。授業を受け知的刺激を受けつつ、多くの本を読んでほしいと思っています。あえて挙げろと言われるなら、自分自身の体験とともに高校時代の終わりに読んだ次の本を挙げておきましょう。

石井進、『鎌倉幕府』 (日本の歴史7)、中央公論社、1965年(中公文庫、2004年)。

源平の争乱から鎌倉幕府の成立にいたるまでの歴史(今の自分の研究とはほとんど無関係であるが)を描いた本である。自宅が藤戸という源平の古戦場に位置する事や、ちょうどNHKのラジオで水原一氏が百二十句本をテキストとして毎回1句づつを講義するという形で『平家物語』を講じていたこともあり、この時代に興味を持ち、手頃なものということで、文庫版のこの本を手にして読んだ。史料批判の箇所や、鎌倉幕府の成立年代に関する諸説を紹介している箇所は、それを「いい国つくろう」と記憶しており、そうした記憶量の多さを競うことこそが歴史の学び=知識だと考えていた自分に、(疑いを解きほぐすという)まったく別の学びの世界の存在を教えてくれた。その後、この第7巻に前後する他の巻を、まさにむさぼるように読んだと思う。ある時、ほんとうの歴史の学びとはこうあるべきなのではと友人に話したところ、それは大学でやればいいこと、と言われた記憶がある。


国際文化学科の学生に一言


ふとした出会いが、自分を変化させる/成長させるおおきなきっかけとなるかもしれません。そうした縁(えにし)に気付く/理解するということを大切にすること、それから、他者を想起すること/想像すること、それらが、国際文化学科の学びの第一歩ではないかと思います。


研究業績


翻訳

2008 『天翔ける祈りの舞:チベット歌舞劇アチェ・ラモ三話』、臨川書店、(石山奈津子との共訳)。

研究論文

1995 “On the Date of the Original Manuscript of the Golden Manuscript Tenjur in Ganden Monastery”, Annual Memoirs of the Otani University Shin Buddhist Comprehensive Research Institute, 13, pp. 13–16.
1997 「ガンデン寺所蔵金写テンギュールについて」、『日本西蔵学会々報』、41/42、pp. 33–44。
1998 「ランリタンパの伝説:伝説と伝記の間」、『大谷大学大学院研究紀要』、15、pp. 79–98。
2000 “Comparative Table of the Manuscript Tenjur in dGa’-ldan Monastery with the Peking Edition of Tenjur”, Annual Memoirs of the Otani University Shin Buddhist Comprehensive Research Institute, 17, pp. 1-65.
2002 「シェーラプ・ギェンツェンの伝記『昔の教え』について」、『大谷学報』、第81巻、第4号、pp. 1-15(L)
2002 「19世紀のボン教僧ダワ・ギェンツェンの2つの伝記について」、『日本西蔵学会々報』、47、pp. 13–16。
2009 “ཨཱོ་ཐ་ནི་གཙུག་ལག་སློབ་གྲྭ་ཆེན་མོའི་བོད་ཡིག་ཞིབ་འཇུག་སྐོར་རགས་ཙམ་བརྗོད་པ་(大谷大学のチベット文献研究概説)” IN Hildegard Diemberger & Karma Phuntsho (eds.), Ancient Treasures, New Discoveries. Halle: International Institute for Tibetan and Buddhist Studies GmbH, pp.195-221.
2011 “rTsa ba rTa mgrin (1867-1937) and Erdene-zuu”, IN Takashi Matsukawa & Ayudai Ochir (eds.), The International Conference on “Erdene-Zuu: Past Present and Future”. Ulaanbaatar, pp.165-175.

校訂テキスト

2007 『ゲイェ・ツルティム・センゲ『インド・チベット仏教史』:校訂テキストおよび影印』大谷大学真宗総合研究所・西蔵文献研究班、(Khetsun、井内真帆、目片祥子との共編)。

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