鈴木寿志 教授

Hisashi SUZUKI, Professor


専門分野


文化環境学、地質学、古生物学


略歴


suzukihisashi神奈川県横浜市生まれ。山口大学卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、山形大学理学部助手、(有)地質調査グループGEOTEC地質部、オーストリー国レオーベン大学研究助手、京都大学非常勤講師、大阪学院大学非常勤講師などを経て、2008年4月大谷大学文学部講師、2016年4月大谷大学文学部教授。


担当科目


  • 化石の科学
  • 地球環境と生命の共進化
  • 自然地理学1・2
  • 環境と文化1
  • 国際文化演習II(文化環境)
  • 国際文化演習III(文化環境)
  • 国際文化演習IV(文化環境)

・・・・・・・・ほか


自己紹介


主に化石を用いて、地質時代の地球環境変遷に焦点を当てて研究をしています。山々が連なる造山帯から産する微化石(放散虫・コノドント)を用いて地層の年代を決め、山地がどのようにして形成されたのかを明らかにします。そして微化石群集や骨格から得られる情報を基に、過去の地球環境の変遷を復元しようと試みています。主な研究調査地域は、オーストリー・アルプス、ミャンマー、コロンビア、ペルー、日本などです。目下のところアルプス山脈の中生代アンモナイト化石層準から産する放散虫化石の研究に没頭しています。

また地球環境史に加えて、自然環境や地形・地質と文化・文明との関係についても研究を進めています。かつては栄えた文明も、環境変動の末に滅んでしまうこともありました。私たちの文化・文明は大丈夫でしょうか?近い将来私たちの文明が滅んでしまわないよう、環境と社会との関わりについて深く研究・考察する必要があります。大谷大学のゼミでは、地形、植生、水などの自然環境が人々の暮らしや文化にどのような影響を与えているかという観点から研究を進めています。

このように環境が文化に与える影響を論じる学問を「文化環境学」と呼びます。私が担当する文化環境コースのゼミにて、持続可能な社会のあり方について、共に考えていきましょう。


大学時代に熱中していたこと


私が学部学生だった1980年代半ばは、ちょうどバンドブームの時でした。長髪を立てて安全靴を履いたパンクロッカー、鎖や鋲を巻き付けたヘビイメタル、複雑な変拍子と速弾き命のフュージョンバンドなどがウヨウヨいました。私もブームにのって、フュージョン、ヘビイメタル、パンクロック、ビートルズなどのベースギターを弾いていました。


大学時代にはまった本


ソラリスの陽のもとに
スタニスワフ・レムという作家(ポーランド人)が書いたサイエンス・フィクション(SF)にはまっていました。人間の一般常識では考えられないような世界が宇宙にはあるということを描いた作品が多く、アメリカナイズされたSF小説とは一線を画していました。有名なのは『ソラリスの陽のもとに』(ハヤカワ文庫)で、映画化されたこともあったようです。『砂漠の惑星』(ハヤカワ文庫)はどんな怪談よりも怖いSF小説だと感じました。


国際文化学科の学生に一言


砂漠の惑星
若い時分は目先の利害や自己保身にとらわれずに、自分のやりたいこと(趣味でも学問でも)に何でも没頭したら良いのではないかと思います。私のそういう時代はとうに過ぎ去りましたが、皆さんには大いなる可能性が秘められています。


研究業績


主な翻訳

2003 『バージェス頁岩化石図譜』(朝倉書店)

2008 『澄江生物群化石図譜』(朝倉書店)

2012 『要説 地質年代』(京都大学学術出版会)

2013 『生命の歴史 進化と絶滅の40億年』(丸善出版)

主な研究論文

1994 「徳島県上勝町地域に分布する黒瀬川帯・秩父帯北帯・三波川帯の付加体」、『地質学雑誌』、100 (8)、pp. 585-599 (板谷徹丸との共著)。
1995 「鹿足コンプレックスの灰色泥岩層におけるCanoptum群集(ジュラ紀放散虫)の産状」、『地質学雑誌』、101 (6)、pp. 451-461。
1999 “Die Strubbergschichten (Callovium – Oxfordium) in den Nordlichen Kalkalpen – Stratigraphie, Fazies und tektonische Bedeutung”, Terra Nostra, Schriften der Alfred-Wegener-Stiftung, 99  (4), pp. 68-71, (GAWLICK, Hans-Jürgenとの共著).
2000 “Paleomagnetism of Triassic and Jurassic red bedded chert of the Inuyama area, central Japan”, Journal of Geophysical Research, 105, pp. 25743-25767, (ODA, Hirokuniとの共著).
2001 “Zur Radiolarienstratigraphie im Unter-Callovium in den Nordlichen Kalkalpen – das Klauskogelbachprofil westlich von Hallstatt (Osterreich)”, Zentralblatt fur Geologie und Palaontologie, Teil 1, pp. 167-184, (WEGERER, EvaおよびGAWLICK, Hans-Jürgenとの共著).
2002 “Radiolarien aus dem Grenzbereich Hettangium/Sinemurium von Nordperu”, Palaontologische Zeitschrift, 76 (2), pp. 163-187,(PRINZ-GRIMM, PeterおよびSCHMIDT-EFFING, Reinhardとの共著).
2003 “Die jurassischen Radiolarienzonen der Nordlichen Kalkalpen”, Gmundner Geo-Studien, 2 pp. 115-122,(GAWLICK, Hans-Jürgenとの共著).
2003 「佐渡島小佐渡地域から産したペルム紀放散虫」、『地質学雑誌』、109 (8)、pp. 489-492。(桑原希世子との共著)
2003 “Biostratigraphie und Taxonomie der Radiolarien aus den Kieselsedimenten der Blaa Alm und nordlich des Loser (Nordliche Kalkalpen, Callovium-Oxfordium)”, Mitteilungen der Gesellschaft der Geologie und Bergbaustudenten in Osterreich, 46, pp. 137-228. (GAWLICK, Hans-Jürgenとの共著)
2004 “Jurassic radiolaria from chert pebbles of the Eocene Pondaung Formation, central Myanmar”, Neues Jahrbuch fur Geologie und Palaontologie, Abhandlungen, 231 (3): pp. 369-393, (MAUNG MAUNGおよびAYE KO AUNGおよびTAKAI, Masanaruとの共著).
2005 「京都市鷹峯地域から産したジュラ紀放散虫と海綿骨針の分類」、『自然と環境』、7、37-81ページ。(桑原希世子との共著)
2005 「PalaeogeneとNeogeneに対応する日本語について」、『地質学雑誌』、111(9)、565-568ページ。(石田志朗との共著)
2006 “ZIN MAUNG MAUNG THEIN; EGI, Naoko; TAKAI, Masanaru & SHIGEHARA, Nobuo (2006): Stratigraphic positions of the Eocene vertebrate localities in the Paukkaung area (Pondaung Formation, central Myanmar)”, Asian Paleoprimatology, 4: 67-74.(MAUNG MAUNGおよびZAW WINおよびTSUBAMOTO, Takehisaとの共著)
2008 「岡山市の花崗岩の岩相と丘陵地形の関係」、Naturalistae, 第12号、1-8(能美洋介との共著)
2009 “Jurassic radiolarians from cherty limestones below the Hallstatt salt mine (Northern Calcareous Alps, Austria)”、Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie, Abhandlungen, 251: 155-197.(GAWLICK, Hans-Jürgenとの共著)
2010 「佐渡島小佐渡丘陵から発見された中期ペルム紀紡錘虫」、化石、第87号、29-34。(一田昌宏・近藤正春・野上裕生との共著)
2011 「京都市東山、大文字山南方に分布する泥岩の堆積年代について」、自然と環境、第13巻、15-26。(宍戸章仁・早川卓志・後藤遥介・冨田夏希・力野貞治・岡田信久・白井佑季・井上 文との共著)
2012 「京都北山の地形・地質形成と文化」、大谷大学真宗総合研究所紀要、第29巻、57-72。

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